家の外壁塗装は大切、と言われても、なかなかここという依頼のタイミングは分かりませんよね。
また、どれくらいの費用がかかるのか不安で怖いという方も多くいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、このタイミングと費用相場について解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
□外壁塗装工事を行うタイミングとは?
結論から申し上げますと、外壁塗装工事を行うタイミングは10年が目安です。
どうして築10年目で外壁塗装を行うと良いのでしょうか。
現在、日本の住宅では、約8割の外壁がサイディングボードです。
サイディングボードは主成分がセメントのため、防水性能はありません。
施行の際に塗装して防水性を持たせますが、その防水性能も5から7年で劣化します。
そのほかの外壁材も同様に耐用年数が切れてしまうので、目安として10年に1度塗料を塗り直すことで住宅の防水性を復活させるのです。
10年に1度塗装を行っておけば、建物自体の外観を美しく保てる上に、外壁の状態も良いままキープできますよ。
また日本の住宅の平均寿命は約30年で、これはアメリカの住宅の平均寿命の約3分の1です。
この理由には日本の気候と住宅の造りが関係しています。
日本は高温多湿な環境であったため、石の上に土台をのせるような形式の住宅が普通でした。
しかし最近の日本住宅はコンクリートを基礎に使うようになったため風通しが悪くなり、結果、住宅に使われる木材が傷みやすくなってしまいました。
住宅全体の強度が昔より下がっているので、10年など目安を決めて定期的にプロにメンテナンスしてもらうことがより大切になっているのです。
□家の外壁塗装にかかる費用とは?
外壁塗装にかかる費用は、地域や住宅、劣化具合によって変わりますが、全体で80万円前後が相場です。
外壁塗装にかかる費用の内訳としては、以下のようになります。
・塗装代:20パーセント
・足場代:20パーセント
・利益:30パーセント
・人件費:30パーセント
また、選ぶ塗料によっても費用が変わります。
以下の例を参考にしてみてくださいね。
・ウレタン:5000円~20000円
・シリコン:15000円~40000円
・フッ素:40000円~100000円
・無機:50000円~120000円
上記はすべて1缶あたりの値段です。
耐久性が高いものであればあるほど、やはり値段は高くなります。
あくまで目安ですが、塗料によって費用が大きく変わることを念頭に入れておきましょう。
□まとめ
今回は外壁塗装を行うベストタイミングは10年であること、外壁塗装にかかる費用について詳しく解説しました。
悪徳な業者は、無駄に外壁を塗装させてきたり、費用請求をさせてきたりします。
今回の記事をしっかりと押さえて、悪徳な業者に騙されないようにしましょう。
外壁塗装で迷われている方はぜひ当社までご連絡くださいね。
編集者プロフィール
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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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