漆喰塗り直しの外壁塗装|費用や工程、注意点、漆喰の種類について解説

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築10年以上経った漆喰外壁の美観を維持したい、あるいは塗り替えを検討しているあなた。
漆喰外壁は、その独特の風合いと自然素材ならではの心地よさで、多くの人の心を惹きつけます。
しかし、年月とともに汚れやカビ、ひび割れなどが発生し、美しい外観を損なってしまうことも。
この記事では、10年以上経った漆喰外壁の塗装リフォームの実例を通して、塗り直しの知識や費用、工程、注意点などを解説します。
あなたの大切な住まいを美しく生まれ変わらせるためのヒントになれば幸いです。

漆喰塗り直しはなぜ難しい?

漆喰外壁の塗り直しは、一般的な外壁塗装とは異なる注意点があり、専門知識や経験が必要になります。
漆喰は、強いアルカリ性を持つため、当初はカビや汚れに強い素材として知られています。
しかし、時間の経過とともに酸性雨の影響を受け、中性化が進んでしまい、カビが発生しやすくなってしまうのです。
また、漆喰は水を通す性質を持つため、下地のモルタルに水が浸透し、外壁自体の劣化を招く可能性も。
そのため、漆喰外壁の塗り直しには、適切な下地処理や塗料選びが非常に重要になります。

1: 漆喰の性質と経年劣化

漆喰は、生石灰を水と混ぜて作った自然素材です。
そのアルカリ性により、カビや汚れに強い性質を持っていますが、酸性雨の影響で中性化し、長年放置するとカビや汚れが発生しやすくなります。
また、漆喰は水を通す性質を持つため、下地のモルタルに水が浸透し、外壁の劣化を促進する可能性も懸念されます。

2: 塗り直しにおける注意点

漆喰外壁の塗り直しでは、以下の点に注意する必要があります。
・適切な下地処理:
漆喰の剥がれやひび割れを補修し、平滑な下地を作ることが重要です。
下地処理を適切に行わないと、塗膜の剥がれや劣化につながります。
・塗料選び:
漆喰はアルカリ性であるため、一般的な塗料を使用すると、塗膜の密着性が悪くなり、剥がれやすくなってしまう場合があります。
そのため、アルカリ性に対応した塗料を選ぶ必要があります。
・施工技術:
漆喰外壁の塗り直しは、通常の外壁塗装とは異なる技術が必要になります。
経験豊富な専門業者に依頼することが大切です。

3: 適切な下地処理と塗料選び

漆喰外壁の塗り直しには、適切な下地処理と塗料選びが不可欠です。
下地処理には、既存の漆喰の剥がれやひび割れを補修し、平滑な面を作る工程が含まれます。
また、塗料には、アルカリ性に対応したものが使用されます。

漆喰塗り直し実例|10年以上経った外壁塗装

ここでは、10年以上経った漆喰外壁の塗装リフォームの実例をご紹介します。
この事例では、足場組立から洗浄、シーリング、補修、下塗り、仕上げ塗装、軒天塗装、玄関ドア塗装、木製サッシ塗装、鉄骨階段塗装まで、それぞれの工程におけるポイントや、使用する塗料の特徴などを詳しく解説します。

1: 足場組立

まずは、安全に作業を行うために、外壁全体を覆う足場を組みます。
足場を組む際は、近隣への配慮も忘れずに行いましょう。

2: 洗浄

高圧洗浄機を使って、外壁に付着した汚れやカビを落とします。
汚れやカビを落とすことで、塗料の密着性を高め、塗膜の耐久性を向上させる効果が期待できます。

3: シーリング

外壁のひび割れや隙間を埋めるシーリング作業を行います。
シーリング材には、耐久性や防水性に優れたものを選びます。

4: 補修

シーリング作業後、必要に応じて外壁の補修を行います。
ひび割れや欠損部分を補修することで、外壁の強度を高めます。

5: 下塗り

仕上げ塗装の下地となる下塗りを行います。
下塗りは、仕上げ塗装の密着性を高め、塗膜の耐久性を向上させる効果があります。

6: 仕上げ塗装

外壁に希望の色を塗る仕上げ塗装を行います。
仕上げ塗装には、耐久性や耐候性、美観などを考慮して、適切な塗料を選びます。

7: 軒天塗装

軒天は、雨風から家を守る重要な部分です。
軒天も外壁と同様に、劣化や汚れを防ぐために塗装を行います。

8: 玄関ドア塗装

玄関ドアも、経年劣化によって色あせや傷などが発生することがあります。
玄関ドアを塗装することで、美観を回復させ、防錆効果も期待できます。

9: 木製サッシ塗装

木製サッシも、経年劣化によって色あせや傷などが発生することがあります。
木製サッシを塗装することで、美観を回復させ、腐食やシロアリから守る効果も期待できます。

10: 鉄骨階段塗装

鉄骨階段は、雨風にさらされるため、錆びやすい素材です。
鉄骨階段を塗装することで、錆びを防ぎ、美観を維持することができます。

まとめ

この記事では、10年以上経った漆喰外壁の塗装リフォームの実例を通して、漆喰外壁の塗り直しに関する知識や費用、工程、注意点などを解説しました。
漆喰外壁の塗り直しは、一般的な外壁塗装とは異なる注意点があり、専門知識や経験が必要になります。
適切な下地処理や塗料選び、そして、経験豊富な専門業者に依頼することが大切です。
今回の記事が、あなたの大切な住まいを美しく生まれ変わらせるための参考になれば幸いです。

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。