外壁塗装で失敗しない!ゆず肌仕上げの注意点と対策

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外壁塗装を検討されている方にとって、仕上げ材の選択は重要な決断です。
数ある選択肢の中から、独特の風合いを持つ「ゆず肌仕上げ」に注目されている方も多いのではないでしょうか。
ゆずの皮のような繊細な凹凸が特徴のこの仕上げは、見た目だけでなく、建物の印象を大きく左右します。
しかし、その魅力の裏には、注意すべき点も存在します。
今回の記事では、ゆず肌仕上げの特徴やメリット、そして特に重要な注意点について、分かりやすく解説します。

※景観法の規定に基づき、お好みの色を使用できない場合がございます。
お住まいのエリアによって異なりますので、一度ご相談ください。

ゆず肌仕上げとは何か?

ゆず肌仕上げの定義と特徴

ゆず肌仕上げとは、その名の通り、ゆずの皮のような細かい凹凸のある表面仕上げのことです。
ローラーやスプレーガンを用いた塗装技術によって、この独特のテクスチャーが実現されます。
凹凸の大きさは、使用する塗料や施工方法によって調整可能で、きめ細かいものから比較的粗いものまで、様々な表情を演出できます。
この立体的な表面は、単調な平面仕上げに比べて、光と影の遊びを生み出し、外壁に奥行きと陰影を与えます。
その結果、洗練された印象や高級感を演出することが可能です。

ローラー仕上げとスプレー仕上げの違い

ゆず肌仕上げは、ローラー仕上げとスプレー仕上げの2種類の方法で施工できます。
ローラー仕上げは、ローラーを用いて塗料を塗り重ねる際に、意図的に凹凸を作り出す技法です。
職人の熟練した技術が求められ、繊細な凹凸の表現が可能です。
一方、スプレー仕上げは、スプレーガンを用いて塗料を吹き付けることで、均一な凹凸を効率的に作成できます。
ローラー仕上げに比べて、より広範囲の施工が短時間で可能です。
どちらの方法が最適かは、建物の規模やデザイン、予算、そして求める仕上がりによって異なります。

ゆず肌仕上げのメリット

ゆず肌仕上げの最大のメリットは、その独特の風合いとデザイン性です。
単調な平面仕上げとは異なり、立体感と奥行きのある表情が、建物の魅力を高めます。
また、光や影の加減によって表情が変化し、見る角度によって異なる印象を与えてくれます。
さらに、ゆず肌仕上げは、使用する塗料の種類や色によって、様々な雰囲気を演出できるのも魅力です。
例えば、明るい色を選べば、軽やかで開放的な印象に、暗い色を選べば、重厚で落ち着いた印象に仕上がります。

ゆず肌仕上げの注意点

色の選び方と注意点

ゆず肌仕上げは、その凹凸が特徴です。
この凹凸を際立たせるためには、色の選択が非常に重要です。
濃い色の塗料を使用すると、凹凸が影に隠れてしまい、せっかくのテクスチャーが分かりにくくなってしまう可能性があります。
そのため、明るい色や中間色を選ぶことをおすすめします。
ただし、明るい色でも、汚れが目立ちやすくなる可能性があるため、汚れに強い塗料の選択も重要です。

施工不良と見分ける方法

ゆず肌仕上げは、職人の技術に大きく左右されます。
施工不良の場合、意図しない凹凸やムラが生じることがあります。
これは、単なる仕上がりの問題ではなく、外壁の耐久性にも影響を与えかねません。
施工不良かどうかを見分けるためには、塗装面を注意深く観察し、不自然な凹凸やムラがないかを確認することが重要です。

また、施工業者に施工内容について丁寧に説明を求めることも大切です。
もし不明な点があれば、追加で質問し、納得のいくまで説明を受けるべきです。

汚れやすいというデメリットと対策

ゆず肌仕上げは、その凹凸構造ゆえに、汚れがつきやすいというデメリットがあります。
凹凸部分に汚れやホコリが溜まりやすく、特に、雨や風によって汚れが表面に付着しやすい傾向があります。
このデメリットを軽減するためには、定期的な洗浄が不可欠です。
高圧洗浄機を用いた洗浄や、専門業者による清掃を検討するのも良いでしょう。
また、汚れにくい塗料を選択することも有効な対策となります。

その他注意点

ゆず肌仕上げは、一般的な塗装に比べて、施工に手間と時間がかかるため、費用や施工期間が長くなる傾向があります。
特に、ローラー仕上げは職人の手作業に依存するため、費用が高くなる可能性があります。
スプレー仕上げは比較的効率的な施工が可能ですが、それでも一般的な塗装よりも費用は高めです。
施工期間に関しても、ゆず肌仕上げは、下地処理から仕上げまで、複数の工程が必要となるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。

ゆず肌仕上げ以外の選択肢

他の外壁仕上げの種類と特徴

ゆず肌仕上げ以外にも、様々な外壁仕上げが存在します。
例えば、吹き付け仕上げは、ローラーやスプレーガンを用いて塗料を吹き付ける方法で、比較的短時間で施工できます。

また、タイル張りやサイディングは、耐久性が高く、メンテナンスが容易な仕上げです。
それぞれの仕上げには、メリットとデメリットがありますので、建物のデザインや予算、そしてライフスタイルに合った最適な仕上げを選択することが重要です。

それぞれのメリット・デメリット比較

それぞれの仕上げ方法を比較検討する際には、耐久性、メンテナンス性、費用、デザイン性などを考慮する必要があります。
吹き付け仕上げは、比較的安価で短期間で施工できる一方、耐久性はやや劣る場合があります。
タイル張りやサイディングは、耐久性が高くメンテナンスが容易ですが、費用が高くなる傾向があります。
ゆず肌仕上げは、デザイン性が高い一方、汚れやすく、施工費用も高くなる可能性があります。
これらのメリットとデメリットを比較検討し、ご自身のニーズに最適な仕上げを選択しましょう。

まとめ

この記事では、ゆず肌仕上げの特徴、メリット、そして特に重要な注意点について解説しました。
ゆず肌仕上げは、その独特の風合いとデザイン性から人気が高い一方、汚れやすく、施工費用も高くなる可能性があることを理解しておく必要があります。
施工を検討される際には、色の選択、施工業者選び、そして定期的なメンテナンスについて、十分に考慮することが重要です。

また、ゆず肌仕上げ以外の選択肢についても検討し、ご自身のニーズに最適な外壁仕上げを選択してください。
この記事が、皆様の外壁塗装における意思決定の一助となれば幸いです。

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。