外壁塗装をする際、足場を組み立てる必要があります。
足場を設置することで、作業の安全性を向上し、塗装の仕上がりの質を高められるからです。
しかし、足場が原因で近隣住民の方とトラブルが発生することもあります。
一体どのようなトラブルが起こるのか、またトラブルを防ぐためにどうしたらいいのかについて紹介します。
□外壁塗装でよくある足場トラブル
*騒音がうるさいと言われる
足場の大部分を占める材料は、パイプなどの鉄製です。
そのため、資材を搬入する際や組み立てを行う際に、パイプの当たる音やハンマーを打つ音などが周囲に響き渡ってしまいます。
足場を設置するには、半日から1日かかります。
そのため、事前に何も伝えず、近くの家から足場を設置する音が聞こえてくるとストレスを感じてしまいます。
*ほこりや汚れが飛んできたと言われる
足場を設置する際、足場材やネットシートなどに付着したほこりが浮遊したり、屋根や壁についた汚れが足場から飛び散ったりすることもあります。
これらのほこりや汚れが、隣家の植木や鉢植え、ガス給湯器などに影響を及ぼす可能性もゼロではありません。
近隣の方に、足場を設置する際にホコリや汚れの可能性について丁寧に説明しておく必要があります。
□トラブルを防ぐための対策
起こりうるトラブルを予測し、しっかり対策することが大切です。
トラブルを防ぐための対策を見ていきましょう。
*隣家に許可を取る
隣家の敷地に足場がはみ出す場合は、設置、撤去時におけるトラックのトラブルに備え、事前に隣家に話をしておきましょう。
その際、業者と一緒に挨拶周りをしましょう。
業者に同行してもらうことで、工事やその内容、期間などを詳しく説明できるからです。
しっかりと説明しておくことで、近隣住民の方に安心感を与えることができます。
*瑕疵保険に加入しておく
塗装業者には、万が一の事態に備え、瑕疵保険に加入しているか確認しましょう。
注意すべき点は、塗装依頼した業者が加入していても足場業者が加入していない場合です。
また、その保険の範囲について把握しておくことも重要です。
工事関係者だけではなく、近隣住民まで広げられているかをチェックしておきましょう。
□まとめ
足場は作業の安全性を保つために必要不可欠なものですが、設置にあたってさまざまなトラブルが起こります。
足場でよくあるトラブルとしては、騒音や汚れなどが挙げられます。
トラブルを防ぐために、隣家の方にしっかり説明を行い許可を取る、瑕疵保険に加入しているかを確認するなどの対策があります。
編集者プロフィール
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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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