外壁塗装では、部分補修することもできます。
全体に塗装すると費用がかかりますが、対象箇所だけを補修することで費用を大幅に減らすことができます。
では、部分補修にはどのような方法があるのでしょうか。
注意点も併せて紹介します。
□外壁塗装の部分補修の工事内容
*クラック補修
クラック補修は、部分補修において最もポピュラーな方法です。
建物は、地震や地盤の動きの影響を受けるとひび割れが発生します。
そのひびだけを補修するのがクラック補修です。
シーリング材を充填したり、セメント補修をしたりしてひびを埋めます。
ひび割れが0.3ミリ未満であれば補修をする必要はありませんが、1ミリ以上ある場合は住宅に何かしらの欠陥があることが考えられます。
3ミリ以上になれば、すぐに施工会社に補修してもらう必要があります。
*コーキング補修
コーキング補修は、外壁材の間にできる隙間を埋め合わせる方法です。
「シーリング」と言われることもあります。
建物が劣化すると、その隙間から亀裂が発生し、雨漏りする可能性が高くなります。
そこで、コーキング材を充填することで隙間を埋めます。
□部分補修する際の注意点
部分補修は、建物全体の外壁塗装をするのと比較すると費用を抑えられますが、劣化の原因や補修方法を把握しておくことが重要です。
そこで、注意点を解説します。
1つ目は、原因調査をしっかり行うことです。
部分補修をする場合、部分的な傷みの原因をしっかり把握することがポイントです。
表面的に見えている傷みの原因が何なのかを調査することで、適切な補修を行うことができます。
例えば、軒天にシミがある場合、部分的に塗装で補修するのではなくて、雨漏りが発生している可能性を考慮し、原因を突き止めることが大切です。
2つ目は、足場代が必要になる場合もあることです。
部分補修では補修費用は抑えられますが、屋根や2階部分の壁などの高い場所での作業は足場代がかかります。
脚立を使用して作業することができたとしても、作業する職人の安全性や補修の精度にも関わってくるので、足場の設置は必須です。
部分補修で設置する足場代は、建物全体に設置するよりも費用を抑えられますが、部分補修を繰り返すと足場代がさらにかかるので、注意しましょう。
□まとめ
傷みの場所や種類によって、部分補修の方法や費用は異なります。
大きく分けると、クラック補修とコーキング補修があります。
部分補修をする際は、劣化の原因を突き止めておかないと、再度同じ場所で補修が必要になることもあります。
そのため、劣化している原因を明確にするようにしましょう。
編集者プロフィール
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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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