トタン屋根にサビがついている方必見!原因と塗装方法の流れについて解説!

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トタンの屋根は何といってもサビが付きやすく、少しでもサビがついていると目立ってしまうのが弱点です。
住宅の外観を保つためにもサビをつけたくはないですよね。
理想の外観を実現するために、サビができる原因を知り、塗装方法について把握しておきましょう。
トタンの屋根にサビが発生する原因は、主に以下の3つです。
1つ目は、鉄部分に水分が付着することです。
屋根や付帯部の金属部分が雨によって濡れるとサビが生成されます。
そのサビが雨水によって流されることにより、サイディングにまで付着してしまうのです。
2つ目は、もらいサビです。
ステンレスのようなサビない素材は、自転車や脚立、照明に使われますが、そのような素材であってもサビることがあります。
周辺の金属でサビてしまうと雨や風によって他のものにうつってしまい、サビを形成してしまいます。
3つ目は、手抜き工事によるものです。
屋根の塗装工事を依頼した業者が悪徳な業者であると、本来であれば下塗り、中塗り、上塗りが必要な塗料であっても、上塗りしかしていないという状況があります。
また、サビ止めが使用されないという状況もあり、これによってサビが促進されることもあります。
以上のような点によって屋根がサビてしまうのです。

□トタン屋根の塗装方法とは?

トタン屋根を塗装する際には、基本的に以下の手順で塗装されます。

1.ケレン

これはサビを取り除く作業のことで、ワイヤーブラシやサンドペーパーのような専用の用具を使って、サビや弱い塗膜を取り除いていく作業です。
これが残っていると塗装がうまくできず、何度も塗り直しになってしまうことがあります。

2.高圧洗浄

ケレンによって除去されたゴミを高圧洗浄機を用いて洗い流していきます。

3.下地処理

浮いてしまった釘を打ち直したり、ひび割れ補修したりすることによって塗装する前に不具合を起こしている箇所を修復します。

4.下塗り

下地処理によってきれいになった塗面にサビ止め入りの下塗り材(サビ止め)を塗布し、乾かします。
完全に乾かし切るまで待つのがポイントで、ムラがないように注意しましょう。

5.中塗り・上塗り

下塗りが完全に乾ききったら、中塗り・上塗りの順に塗装を行い、塗膜を厚くしていきます。
なお、塗料によっては中塗りは必要とせず、上塗りだけのものもあります。
以上の行程によって、トタン屋根の塗装工事が完了します。

□まとめ

今回はトタン屋根がサビる原因と塗装方法についてご紹介しました。
トタン屋根はオシャレですが、メンテナンスを行わないとサビが目立ってしまい、台無しになってしまいます。
これを防ぐためにもサビが発生する原因を理解し、サビが出てきたら屋根塗装を依頼しましょう。

また、手抜き工事によるサビを防ぐためにもしっかりと施工方法を把握しておいてくださいね。

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。