屋根塗装は家の美観を保つだけでなく、屋根自体の寿命を延ばす重要な作業です。
しかし、塗装が剥がれてしまうと、その効果は半減してしまいます。
特に、塗装後に剥がれを経験した家主にとっては、その原因と対策が気になるところでしょう。
この記事では、屋根塗装が剥がれる主な原因と、その補修方法について詳しく解説します。
□屋根塗装が剥がれる3大原因
*前回塗装の施工不良
塗装が1~2年で剥がれる場合、最も疑われるのが前回の施工不良です。
施工不良には、下地処理の不備や塗料の薄めすぎ、乾燥時間の不足などがあります。
これらのミスは、業者の手抜きや知識不足によるもので、放置するわけにはいきません。
保証内容を確認し、施工業者に連絡を取ることが重要です。
*屋根材自体の不具合
特定の屋根材は、塗装が効果的でない場合もあります。
例えば、ニチハの「パミール」は塗装しても効果がなく、重ね葺きや葺き替えが必要です。
無知な業者が塗装を施してしまうと、剥がれるリスクが高まります。
そのため、塗装前には屋根材の適性をしっかりと確認することが不可欠です。
*経年劣化
5年以上前に塗装をした場合、経年劣化が原因で剥がれる可能性が高いです。
紫外線や風雨によって塗料が劣化し、剥がれやすくなります。
この場合、色あせやコケの発生、ひび割れなども一緒に起きることが多いです。
定期的なメンテナンスが必要となります。
□屋根塗装剥がれの補修方法と流れ
屋根が劣化したら、補修が必要です。
そこで、補修の流れを把握しておきましょう。
1.旧塗膜の剥離
塗装が剥がれた場合、まずは旧塗膜を剥がします。
ヘラや研磨紙を用いて、浮いている塗膜を丁寧に剥がす作業が必要です。
剥がせる塗膜が残ると、新しい塗膜も剥がれやすくなるため、注意が必要です。
2.パターン調整
特にモルタル外壁の場合、剥離した部分の凹凸が周囲と異なることがあります。
そのため、下塗り前にスプレーを使用して模様付けを行います。
3.下塗り、中塗り、上塗り
下塗りをしっかりと行い、乾燥させることで、塗装の剥がれを防げます。
中塗りと上塗りも同様に、丁寧な作業が求められます。
□まとめ
屋根塗装が剥がれる原因は多岐にわたりますが、主なものとしては前回の施工不良、屋根材の不具合、そして経年劣化があります。
これらの原因をしっかりと理解し、適切な補修やメンテナンスを行うことで、長持ちする屋根塗装を実現できます。
屋根塗装を検討されている方は、当社までお気軽にお問い合わせください。
編集者プロフィール
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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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